じんわりといのちを照らす画期的な蛍光分子が誕生
身体の中を透かして見せる。もし、これができればいろいろな場面で役に立ちます。例えば、ガンであるとか腫瘍の位置があらかじめ分かれば、むやみやたらとわたしたちのお腹を開いて探しまわらなくても済みます。また、マウスやラットといった実験動物を使った研究でも、同様に便利なことでしょう。
ここ数年で、身体を透過し赤外線の光でじんわりと判別できる蛍光分子が、新たに開発され、注目を集めはじめています。不可能が可能に変わりつつあるのです。ローダミンを改変した注目株[1],[2],[4]、分子設計の決め手はケイ素原子にあり、とな?