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Channel: 化学者のつぶやき -Chem-Station-
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DNAに人工塩基対を組み入れる

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地球上の生命体が遺伝物質としてDNAを使っていること、またその遺伝情報はアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)という僅か4種類の塩基でコードされることは、よく知られた事実です。

このシンプルな遺伝暗号が生み出す20種類のアミノ酸配列(タンパク質)が多種多様な生物機能を担っているわけで、生命の神秘には感動を覚えるほかありません。

しかし現代の化学者は飽くなき野望から、生命の神秘すら制御しようと考えています。

DNA/RNAに人工塩基対を組み込むアプローチはその一つです。


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