本書のコンセプトは、ビジネス界の良書からエッセンスを抽出し、それを元に研究者として生きていく為の「仕事術」を説くというものです。
科学研究は一握りのエリート的な人種によって行われているように見えますが、エリートであろうがなかろうが、仕事の過程で悩み苦しみ打ちのめされ、それを乗り越えていく過程は誰しも存在します。
本書は研究者の仕事というものを「人間的成長を遂げるプロセス」と捉え、各ステージに必要な考え方を紹介する、という構成になっています。この優れた工夫により、研究者に限らず広く一般に通じる優れた内容に仕上がっています。
2009年に発刊された書籍ですが、最先端研究現場の厳しさとやりがいを肌で感じられる良書の一つです。
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【書籍】研究者の仕事術~プロフェッショナル根性論~
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