とあるSF映画のワンシーンから。
「おやもうコーヒーが空か。お湯を沸かさないといけないな。」なべを火にかけソファーに戻ると飲みかけのコーヒーカップが微かに揺れているように感じた。気のせいかと思いふと窓の方に目をやるとそこにはティラノサウルスが!
ドアに駆け寄り階段を滑り降りるとそこは既にヴェロキラプトルが群らがっているではないか!出口への活路を開くためキッチンで何か役に立ちそうなものを取りに行くとそこも奴らの巣窟だった。古い引き出しを開けると最後の望みとなりそうなボールが一つ。
これをあの沸騰したお湯の中に投げ込めば中の気体が膨張して爆発し、奴らを撃退できるに違いない。「そう気体の法則を利用するのさ。Boyleの、いやGay-Lussacの法則、あれ何だっけ?試験前にはちゃんと覚えてたのにー」 ヴェロキラプトルに取り囲まれる男、絶体絶命と諦めたその刹那、ファンファーレが鳴り響き奴らが一斉にはやし立てる。「残念!Charlesの法則でしたー!」