筆者の稼業はれっきとした大学教員(化学者)です。毎日実験ばかりしてるイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし前にも少し書きましたが、実態はそうでもありません。実にたくさんの文章を書く機会に遭遇します。グラントの申請書、論文、学会要旨、報告書という成果直結型の文章に加え、学生のもってくる文章・エントリーシート・学振申請書の添削、はたまたメールの返信、インターネット検索etc・・・毎日毎日、数えきれない種類の文章書きに馬鹿にならない時間を費やしているわけです。
当然ながらこれらはすべてPC上で行われます。今の時代、手書きの機会は本当に減りました。つまり事務処理能率を規定するのは、他でもない自分のタイピング速度というわけです。この速度が速ければ速いほど雑務に割くべき時間を少なくできるわけで、高速タイピング=研究者の生産性向上に直結する重要なスキルたることは間違いありません。
そこでこのシリーズでは、日々の雑務ストレス軽減、生産性向上に役立つ「高速タイピングの訓練法」について、筆者の体験を元に解説していこうかと思います。生産性向上・空き時間確保のためと思って習得してみましょう! それだけの価値あるスキルだと思います。
いつもながら本ブログの読者がどれほど興味をもつか謎な記事ではありますが(苦笑)、「化学研究ライフハック」の一貫だと、ともかく捉えて頂ければ幸いです。