愛知県沖の深海で、次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出すことに成功した、というニュースで沸いております。
原発事故からこっち、日本のエネルギー戦略が大きく修正されており(もしくは少なく見積もっても揺らいでいる状況で)、メタンハイドレート採掘に興奮した方も多かったのではないでしょうか。
かくいう筆者もその一人です。
エネルギー問題の解決には、有機も無機も重要であると信じております。メタンハイドレートが有機材料か、無機材料か、というのはそれだけで興味深い問題なのですが、そういう哲学的な問題は置いておいて、
私たちの将来を大きく左右するかも知れないメタンハイドレートとは、いったいどのようなものなのでしょうか。
そこには私たちがいつも接している「水」という物質の不思議な性質が大きく関わっています。