読者の皆さまこんにちは。少し今回の記事はテイストが違うな?とお思いの方も多いでしょう。
というブログをご存知でしょうか。生物系の研究者であるぱんつさんが運営しているもので、そのハンドルネームからは想像できない文章力とトピックの面白さで最近大変人気を博しています。かくいう私も最近チェックをし始めた一人です。
今回、ケムステ用に化学に少しよせた記事を特別に寄稿して頂きましたので紹介させていただきたいと思います。
その、トピックは
脳を透明化する
です。ではどうぞ。
(以下寄稿記事になります)
先日Natureに「電気泳動で脳を透明化する」という論文が出て大きな話題になりました。実は脳を透明化する手法はこれが初めてではなく、以前から化学処理をすることで脳の透明化を達成化した論文がいくつ報告されています。一目瞭然、上図にあげた、3DISCO, Sca/e、そしてごく最近報告されたCLARITYという技術が現在の最先端技術です。
今回ここ2、3年で脚光を浴びている研究を振り返り、電気泳動手法の意義について再考してみたいと思います。