~4月某日、ある有機合成系研究室の一場面~
院生A: と、いう様に分液操作で後処理をしたら硫マグで乾燥させるんだ
4年配属生B: なるほど、この後はどうするんですか?、先輩
院生A: 入れた乾燥材をろ過してエバポだね
4年配属生B: 抽出溶媒を除く訳ですね
院生A:そ う、そしてカラム精製だ。
4年配属生B: ありがとうございます、やり方は?
院生A: 移動相はRf 値-に調製して、精製しようとする量の-倍のシリカゲルを適当なカラム管に詰める
4年配属生B: はい
院生A: 表面を荒らさない様に、粗生成物をトップに乗せて移動溶媒を注ぎ、試験管に分取する
4年配属生B: カラム径選択の基準は?どの位の量ずつ分取して何本目に出て来るんですか? 溶媒はどの位用意するんですか?移動相の流速は?詰め方は?
院生A: ウデと経験だね…
4年配属生B: そうなんですか…仕込んだ反応の時みたいに参考文献とかないんですか?
院生A: う~~ん、この部屋のやり方はこれだから
4年配属生B: ハイ、がんばります!!
はい、どうも、Kです。7月に入り4年生も研究室生活になじみつつありますが、先日まで上の様な光景が目の前で繰り広げられていました。そこで備忘録も兼ね、主に合成実験で用いるカラムクロマトグラフィーについてまとめてみたいと思います。