夏ですね。暑いですね。こんなときはどこかにパーッと遊びにいくか、そうでなければ涼しい研究室で論文でも書いてはいかがでしょうか。前期のテストも終わり、学会もなく集中できる時です。秋がはじまると学会・授業と怒涛に過ぎふと気づいたら大晦日なんてことも。もう一度いいます。こんな暑い夏は論文執筆に勤しみましょう!
さて、本題に入ります。論文を書いた後、日本人ならば大抵どこかの英文校閲に出すと思います。筆者も、会心の研究論文は友人の有機化学でPh.Dを取得したネイティブか、知り合いの教授にみてもらいます。そう我々非ネイティブにとっては英文校閲はきってはきれないものです。文法的な間違いやケアレスミスにより論文が受理されない場合もあるのです。
でも実際に、英文校閲を受けて「本当にこれでよいの?」とか「冠詞しか直ってないけど?」とか思ったことありませんか?そう、よく考えてみてください。文法的に英文を直すことならばネイティブなら誰でもできますが、化学的に正しく、さらには面白くわかりやすく書くためには化学に関する知識だけでなく、ある一定のセンスが必要なのです。4年生の卒論をチェックしてみれば一目瞭然ですね。彼らは日本語が得意な日本人でなおかつ4年間大学で化学だけを勉強してきた強者ですよ。その強者の文章は99%(人にもよりますが)修正されるところをみれば容易に想像できますね。
そう英文校閲は論文をグレードアップさせるものが好ましいと思っています。そういうわけで筆者は信頼すべき友人にしかお願いしません。少し長くなりましたが、今回は最近有機金属・錯体・構造有機分野の英文校閲会社として話題になっているMayer Scientific Editingを紹介させていただきたいと思います。