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Channel: 化学者のつぶやき -Chem-Station-
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おまえら英語よりもタイピングやろうぜ ~中級編~

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さてさて本シリーズは「巷でちやほやされてる英語より、タイピングを超速化するほうがずっと簡単だし生産性上がるぜ」という趣旨で提供しております。異論は認めません(笑)

初級編ではブラインドタッチをご紹介しました。これすらできないお方はそもそも門前払いという、なんともマッチョな指南記事ですが、ともかく無事にマスターできたとして話を進めます。

ブラインドタッチが出来るレベルなら、現実的に事務処理に困ることもないはずですが、やはりどうせならもっと速く打てるようになりたいところ。さらに仕事が速く片付くだろう道理です。

では、どうやったらタイピングを超速化できるのでしょう?


食べず嫌いを直し始めた酵素たち。食べさせれば分かる酵素の可能性!?

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最近は一般の人でも耳にする、”酵素”。

以前は洗剤には行っていると言うくらいの知名度だったと思いますが、今やなんだか健康食品にまで入っているようです。

してその効果の程は、そもそも酵素はタンパク質で、消化管の中のタンパク質分解”酵素”で分解されるので・・・。

と言う当たり前の話は置いておいて、酵素はタンパク質でできた化学反応の触媒として働くものです。

今回は最近の論文を紹介しながら、酵素についてちょっとだけ興味を持ってもらいたく、つぶやいてみました。

 

おまえら英語よりもタイピングやろうぜ ~上級編~

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さてさて皆さんお待ちかね(?)、「巷でちやほやされる英語より、タイピングを超速化したほうがずっと生産性上がるぜ」な趣旨で提供するシリーズ記事です。

しかし肝心の高速化訓練は「中級編」で紹介終了(!)。

今回の「上級編」は訓練済みの高速タイパーにしか役立たない内容です(,,゚Д゚)

具体的には、打鍵時における「気分の問題」「快適さ」の改善、「一からテコ入れ」を念頭に置いた工夫をご紹介します。「打ち味」などという、いかにもな玄人ワードをバンバン使いたい、背伸びしたがりな人も対象です(笑)。

・・・「お前は何を言っているんだ」と言われそうですが、気にせず話を進めていきます。
 

DOWとはどんな会社?-1

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  今回は「どんな会社?」シリーズ、BASFに次いで世界第2位の売上げを誇るDow Chemicalをご紹介します。

ケムステが化学コミュニケーション賞2012を受賞しました

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 突然ですがうれしいお知らせを。ケムステが「化学コミュニケーション賞2012」(日本化学連合より)を受賞することが決定しました!

 

受賞者名:化学ポータルサイト Chem-Station

受賞代表者氏名:山口 潤一郎 

本務先:名古屋大学大学院理学研究科 准教授

業績の標題:「化学情報伝達・啓発のためのウェブシステムの構築」

 

本賞は「化学」に対する社会の理解を深めることに貢献した個人及び団体を顕彰しその栄誉を称えています。これまで約13年間続けてきたウェブを通じた化学情報伝達・啓発への取り組みとそれを可能にしたウェブシステムを構築したことが理由です。本業は研究者なのでこの活動でこのような賞をいただけるとは思っていなかったので、筆者の研究の方で日本化学会で受賞予定の進歩賞よりも嬉しいお知らせでしたw。ありがたいことです。

では折角なんで、日本化学連合化学コミュニケーション賞ってなんぞやってところから説明してみましょう。

実験化学のピアレビューブログ: Blog Syn

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A君「この化合物どうやって作ろうかな」

A君「得意のSciFinderで検索だ!」

「よしバッチリなものを見つけたぞ。実験手順も簡単だ!すぐにでもできるよ!」

ー数時間後

A君「あれ?生成物が得られないんだけど。なにか手順を間違えたかな。もう一度やってみよう」

ー数時間後

A君「あれ?おかしいな。」

ー数日後

A君「全然うまくいかないよー。本当にあってるの?嘘ついてるんじゃないの?

B先生「君の腕が悪いんじゃない?」

C先輩「この本に似た様な反応がのってるからもう一度、元文献やコツを確認してみたら?」

 

こんなA君のような経験ありませんか?筆者は少なく例とは状況が違いますがあります。有機合成のものづくりをやっているとこんな方法があったはずと調べてみて実際の論文の実験手順にそってやってみてもうまくいかない。収率は報告されているものよりも悪いもの往々にしてさらには全く目的の生成物が得られないことも。こんなとき筆者は自分を疑い、必ず報告されている基質に戻り、出来る限り注意深く実験を行なってみます。それでもダメなら普通は諦めます。

これはB先生のいうように俗にいう「腕が悪い」で片付けられる問題かもしれません。そうではなくて、C君のいうように、実際にいろいろな実験のコツが必要な場合もあるかもしれません。有機合成化学にはそのような"職人的な"側面が少なからずあるので、いくつか実験化学のノウハウ的な書籍や、もちろん信頼性や大量合成でも活用できる反応を掲載した論文誌Org. Synth.、Org. Proc. Res. Dev.などもあります。

上記にあげた理由で解決出来れば、よしよし有機合成化学者として育ってきたなといいたいところです。さて、A君の最後の発言に戻ってみましょう。

 

本当にあってるの !?嘘ついてるんじゃないの!?

 

これを確かめる方法はあるのでしょうか?

無論、皆さんご存知のように、論文はその筋の第一人者らによってピアレビュー(研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証)されます。いわゆる論文査読というやつですね。但し、実験内容まで確かめて、合成反応の実験の再現性や収率を確かめることはなかなかありません。

 

そんな実験化学のピアレビューシステムをブログでやってしまうじゃないの!

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、こんなA君の気持ちに答えた(?)ブログが登場しました。それが、今回紹介するBlog Syn です。

 

科学を理解しようとしない人に科学を語ることに意味はあるのか?

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 ケムステーションが2012年の化学コミュニケーション賞をとりました。ぼくもケムステーションで記事を書かせてもらって1年半がたち、自分的には満足度の高い記事も、そうでない記事もあったのですが、総体的にみてとても楽しかったです。

 

 

さあ分子模型を取り出して

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コンコン(教授室のドアがノックされる)

教授:やれやれ有機化学の講義の後はいつもこの調子だな

学生:本日の講義で分からないところがあったのですが、質問してもよろしいでしょうか?

教授:もちろんだとも

学生:アレンのπ電子系の説明のところですが、なぜ2つのCH2同士は直交しているのでしょうか?

教授:それは講義の際に説明したはずだが?

学生:板書はノートに書き写したのですが、この点線と太字の結合がどちらに向いているのかがイメージできなくて・・・

教授:なるほど。それではいいものを君にお見せするとしようか・・


ケムステ新コンテンツ「化学地球儀」

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 Chem-Stationです。いつもお世話になっております。現在ではこの化学者のつぶやきを中心に、ニュース、データベース(有機合成反応用語書籍化学者)、化学サイト検索研究者へのインタビューなど様々なコンテンツを提供している本サイトですが、この度新たなコンテンツを1つ追加することとしました。

その名も、化学地球儀! 

 

...なんだそりゃ?と思われる方が大半だと思われますが、百聞は一見に如かず!まずは新しいコンテンツを覗いてみてください。

ケムステの新しいコンテンツはこちら

 

第93回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part I

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 今年もやってもらいました毎年恒例のこのシーズン。卒業式?いやいや化学者ならば日本化学会年会でしょう。今年は滋賀県にある立命館大学のびわこ・くさつキャンパス(BKC)で行われます。様々な講演、企画が行われ、初めて参加する方も多い事でしょう。そんな化学者たちの小さな楽しみといえば付設展示会ですね。書籍を安く購入できたり、化学企業の製品を間近に味わえるチャンスです。その付設展示会で今年もやります。

付設展示会ケムステキャンペーン!

 付設展示会に参加する企業様にお願いして、合い言葉をいえば様々なお得なことが起こる、ケムステとコラボキャンペーンです。昨年の状況はこちら(Part I, Part II, Part III)。大変盛況で多くの方が合い言葉をもとに訪れてくれたようです。さて、今年の第一弾は2社から。エルゼビアジャパンさんとワイリー・ジャパンさんです。両企業にはキャンペーンを共催していただきましてこの場を借りて御礼申し上げます。その内容は...合い言葉は....とくとご覧あれ!

 

ケムステ10年回顧録― 副代表版

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既にお伝えしましたとおり、ケムステが「化学コミュニケーション賞2012(団体)」を受賞する運びとなりました。

副代表の私もサイト運営を通じ、本当にいろいろなことを考え、様々な経験をしました。非常に感慨深いものがあります。

これまで代表以外のメンバーは出自を明らかにしてきませんでしたが、今回の受賞を機に私も身分を開示することにしました(この業界は実に狭いので、周りには既にバレバレ、今更感もあるのですが・・・)。私のオフィシャル身分は大学教員(助教)で、こちらのラボで研究に従事しております。専門は有機合成化学(触媒開発)です。

そんな自分がどういう経緯で「ケムステ運営」に関わることになったのか・・・

本ブログは「つぶやき」という自由度の高い場なので、自分にとっての「ケムステルーツ」を述べてみるのも悪くない気がしました。まったく「誰得記事」ではありますが、たまにはこういう昔話も悪くないでしょう。おつきあい頂ければ幸いです。

※ 以下はあくまで副代表個人の主観に基づく内容であることをご了承ください。

大学院生のつぶやき:第5回HOPEミーティングに参加してきました

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(文化体験:着物班の記念撮影)

HOPEミーティングとは、アジア・太平洋地域等の博士課程学生/ポスドク約100人がノーベル賞受賞者と1週間合宿しながら、様々なプログラム通じて研究者としての研鑚を行う、日本学術振興会(JSPS)主催の企画です。気ままに有機化学さんでも過去に紹介されています(こちらこちら)。

 

注:講演やプレゼンテーションの写真などは自由な公開が制限されており、この記事では使うことができません。講演やチームプレゼンテーションの様子をご覧になりたい方は公式ホームページ等をご覧ください

第93回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part II

さよならGoogleリーダー!そして次へ...

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日夜パブリッシュされていく数多の論文を、一つの画面上でシームレスに流し読みするスタイリッシュな化学者の強い味方、RSSリーダー。ケムステでもその有用性をご紹介してきた通り、広くRSSリーダー界に君臨してきたGoogle readerがなんと2013年7月1日を以ってサービス終了となることが発表されました(Google reader blog(英語)、ITmediaニュース(日本語))。Change.orgなどでは既にサービス継続の嘆願署名運動も展開されているようです(ねとらぼ参照)。だが、サイエンティストは慌てず、ただ事実を受け入れて次の一手を実行する者。というわけで、Google readerから他のRSSリーダーへの移行作業について、とりわけGoogle readerからのデータのエクスポート(取り出し)の手順についてご紹介します。

花粉症対策の基礎知識

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花粉症でお悩みの方には辛い季節がやってまいりました。盛んにニュースで杉花粉が飛散している映像を流してますが、なんであの杉の木を伐採してくれないんだろうか?と疑問に思いませんか?この季節は花粉に黄砂にPM2.5次は煙霧だと、まあとにかく麗らかな春というのは今後無いんでしょうね。


第93回日本化学会付設展示会ケムステキャンペーン!Part III

Hybrid Materials 2013に参加してきました!

メタンハイドレートの化学

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愛知県沖の深海で、次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出すことに成功した、というニュースで沸いております。
原発事故からこっち、日本のエネルギー戦略が大きく修正されており(もしくは少なく見積もっても揺らいでいる状況で)、メタンハイドレート採掘に興奮した方も多かったのではないでしょうか。
かくいう筆者もその一人です。
 
エネルギー問題の解決には、有機も無機も重要であると信じております。メタンハイドレートが有機材料か、無機材料か、というのはそれだけで興味深い問題なのですが、そういう哲学的な問題は置いておいて、
私たちの将来を大きく左右するかも知れないメタンハイドレートとは、いったいどのようなものなのでしょうか。
そこには私たちがいつも接している「水」という物質の不思議な性質が大きく関わっています。
 

もう入れたよね?薬学会年会アプリ

化学連合シンポ&化学コミュニケーション賞授賞式に行ってきました

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 さて、先日お知らせした通りケムステが「化学コミュニケーション賞2012」を頂けることになり、3月18日開催の受賞式&シンポジウムに参加いてきました。その様子を、代表/副代表に代わりましてレポートします。

 

  • 日本化学連合シンポジウム

 日本化学連合シンポジウムは過去5回(その他に公開シンポジウム)が開催されております。今回の第6回のテーマは「科学技術と社会を結ぶサイエンスコミュニケーション」。私もケムステスタッフとして「記事を通じて読者とコミュニケーション」させて頂いてる身ですので、しっかり勉強させて頂こうと参加いたしました。
 *以下レポートしますが盛り沢山だったので、詳しくは各々のリンク先をご覧下さい。

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