東日本大震災以来我が国の原子力に対する見方はずいぶん様変わりしたように思います。
原子力政策については科学者としてある程度のレベルで意見を持つべき責任があると考えており、筆者も化学者の端くれとしてスタンスはあります。
様々な考えがある中で国の方向性を含めた議論は必要ですが、科学的に誤りがある議論や、風評による二次的被害などは決して許されません。最近ネットを賑わせたトリチウム除去をめぐる騒動に関し改めて化学(科学)教育の重要性を再認識するにいたりました。ここでもう一度皆さんと確認しておきたいと思います。