ChemDrawは世界で最も使われている化学構造描画ソフトです。
筆者も毎日とはいかないけれど毎週一度は立ち上げる機会があります。化学者、特に有機化学者には無くてはならない存在のChemDrawですが、その開発の経緯は意外と知られていないのではないでしょうか。
ChemDrawの開発に大きな貢献をしたのは、不斉アルドール反応でもお馴染みのDavid Evans教授でした。そのEvans教授による回顧録がAngew. Chem. Int. Ed.誌に掲載されましたので紹介したいと思います。
また、最後には最新版のChemBioDraw Ultra 14のレビューもありますので少し長いですが最後までお読み下さい。