お医者さんにいくと、X線を使って僕らは自分の体の中の情報を知ることができます。
化学や物理の実験室にいくと、X線を使って僕らは分子や原子の情報を知ることができます。
体の調子が悪い時に、何が原因で知ることが重要なように、なにか新しいものを発見した時に、どのようなメカニズムでその事象が起こっているかを知ることはとても重要な知見です。
X線や電子線は研究者にとっては割と身近な存在で、ある程度の大きさの研究所ではそれらを使った装置はとてもよく使われています。
ただしそんなX線や電子線ですが、世の中にはとっても”偉い”X線や電子線があります。それを使うと、より詳細に、より正確に、より多彩な条件でいろいろな事がわかるようになります。
その“偉い” X線や電子線を創りだすのが、放射光施設、シンクロトロンです。