ルーブ・ゴールドバーグ装置(Rube Goldberg Machine)と呼ばれる装置があります。
ボールが転がったりドミノが倒れたりしながら様々なカラクリを通過していく、見ていてとても楽しい装置です。「ピタゴラ装置」などと呼ばれているものが有名です。
タイトル図は「凍りついた道を安全に歩くための装置」!! (Rube Goldberg Machineのサイトから引用しました。)
氷の上で滑ってしまったら……
A パドルを蹴り上げて、
B 指が下がり、
C 亀は指ではじかれると指にかみつくので首がのびて、
D トングが開き、
E 枕が落ちてきて、ふかふかな所に転落して安全!!
装置が作動する前に既に転倒している気がしますが、
そもそも、亀が指にかみつくより先に、装置を取り付けられた犬にかみつかれそうですが、
見ていてとても楽しい装置ですね。
化学反応の反応機構を眺めているとついつい眠くなってしまうこともありますが、眺めていて楽しい反応があればいいですよね。
そんな反応をルーブ・ゴールドバーグ反応と名付け、紹介してみようと思います。
*なお、ルーブ・ゴールドバーグ装置は、普通にすれば簡単にできることを、手の込んだカラクリを多数用い、それらが次々と連鎖していく事で表現した装置のことだそうです。しかし今回紹介する反応は、普通にすれば簡単な反応というわけではありません。多数のカラクリを用いており、眺めていて楽しい反応を勝手にルーブ・ゴールドバーグ反応と呼ぶことにしました。誤解のないように念のため補足しておきます。