メタンハイドレートの化学 ~その2~
熊:ようようご隠居、昨日水とエーテルで分液振ったらよ、全然分離しなくてよ。あんまり分離しねえもんだからそのまま放っといて帰っちまったよ。 ご隠居:熊さん、そいつはいけないね。エーテルみたいな引火物を放っておくなんて。...
View Articleあなたの分子を特別なカタチに―「CrystalProtein.com」
化学者なら誰しも、美しい立体構造にロマンと感動を抱くもの。 ボール&スティック型の分子模型いじりにいそしむのも、はたまたPC上で3Dモデルを書いてひとり悦に入るのも、化学者にとってはごく日常です。 しかし思い入れの強い分子であればあるほど、長期にわたって「特別な非日常」として保存しておきたい・・・それもまた、化学者としての自然な想いでしょう。...
View ArticleSkype英会話の勧め
英会話を勉強する方法と言えば、留学するか英会話学校に通う方法がメジャーだと思いますが、留学はまとまった時間とお金がかかり仕事をしている人にとっては現実的ではありません。英会話学校の場合、手軽ではありますがそれなりの授業料を払うしかありません。そこで、手軽に安価で英会話を勉強できるSkype英会話を紹介します。
View Article日化年会に参加しました:たまたま聞いたA講演より
先週の土曜から昨日まで、立命館大学(びわこBKCキャンパス)で日本化学会年会が行われました。みんなオツカレ! 筆者は数年ぶり久々の参加で、発表なく聴講しただけでしたが疲れましたね。何が疲れるって、社内の発表会とはやる気が違って発表してる方の真剣さが凄いですね!。特に一般A講演では「初めての発表」という方も多く、緊張がこちらに伝わってくるようでした。...
View Articleナノグラムの油状試料もなんのその!結晶に封じて分子構造を一発解析!
深夜、化学者なら誰でも妄想にふけることがあるでしょう。 「すべての分子の構造が目で見えたらなあ...」 もう少し、"リアルな妄想"でいえば、 「なんでも試料を結晶化出来る方法がないかなあ...」...
View Articleビッグデータが一変させる化学研究の未来像
GoogleやFacebookのような人類の生活に欠かせないものになりつつある情報の集約と提供を行う企業は、我々の生活を一変させてしまいました。 近年の科学では膨大なデータを扱う事が普通になって来ました。ゲノム情報やタンパク質のX-線構造解析、大気や流体の解析、化学反応の経路探索や化合物の安定配座の検索などデータの塊のような情報がさらりと流れています。
View Articleリガンド革命
革命在る時、戦あり 様々な活性種の安定化・単離や触媒能の飛躍的向上に貢献してきた数々の立体保護基や配位子。一通り、出揃った感のある立体保護基や配位子、その大半は炭素骨格を主としています。 ところがここ最近、このリガンド開発業界に大きな変化が起こりつつあること、お気づきでしょうか?
View Article粘土に挟まれた有機化合物は...?
日本化学会 第93春期年会に参加したみなさん,お疲れ様でした!数多くのすばらしい講演や研究発表が行われており,わたしも全日参加してたくさんの学びや刺激を得て帰ってきました. 今回は,そんな数多く行われていたご講演のうち,川俣 純先生(山口大院医 教授)の研究をご紹介したいと思います!講演タイトルは,「無機ナノシート層間に取り込まれた有機化合物の光物性」です....
View ArticleiPadで計算化学にチャレンジ:iSpartan
計算化学という分野は、主にPC等の計算機によって分子の構造やその性質、変化等をシミュレーションする、という研究を行なっています。 昔は、計算用のPCも計算用のソフトも非常に高価であったため、専門の研究者がいなければ大学などでも購入しない、というのが一般的でした。しかし、最近では通常のPC程度でも、高分子でなければ比較的信頼性の高い様々なデータを計算によって求めることが出来るようになりました。...
View Article博士課程の夢:私はなぜ心配するのを止めて進学を選んだか
新年度です。私も博士後期課程3年生になりました。新年度最初に書く記事は「なぜ博士課程に進んだか」をテーマにしたいと思います。博士課程進学というトピックでインターネットを検索すると、ポスドク問題や海外で闘う上で必要性、将来就職する上でののメリットデメリットなど、進学を再考させる客観的に書かれた内容が多い気がします。生の声があまりに少ないと思うので、ここでは私が考えたことをありのままに書きたいと思います。
View Articleまっすぐなペプチドがつまらないなら「さあ輪になって踊ろ!」
環状ペプチドの人工ライブラリから新薬続々登場か うじゃけた顔してどしたの? 1977年のギルマン・シャリー・ヤローの3人がノーベル賞を取った時代と違って、そこらの生化学サンプルつぶしても新しい生理活性ペプチドなんてなかなか取れないよね。 取れたとしても、アミノ酸がまっすぐつながっただけのオリゴペプチドなんて、合成屋から構造化学の観点で見たら、興味わかないって? つまらないなら ほ ら ね。...
View Article産業紙閲覧のすゝめ
大学で、大学院で、日夜化学の研究に励んでいる皆さん。大学の付属図書館に行ったらまず何に目を通しますか? Nature, Science, Journal of the American Chemical Society, Angewandte Chemie International Edition, その他自分の研究に関する雑誌類・・・といったところではないでしょうか?
View Articleライバルのラボで大発見!そのときあなたはどうする?
2013年×月×日、隣の大学のX研究室で大発見がありました。 なんでも溶液を、ある金属の表面を流しながら反応させると、簡単に光学活性中心を導入できるというのです。 表面そのものが触媒として働くので他の触媒は必要なし、副反応もほとんど無し、触媒の分離すら要らないというんですから優れものです。...
View Articleオンライン座談会『ケムステスタッフで語ろうぜ』開幕!
Project of the Chem-Station staffs, by the Chem-Station staffs, for the Chem-Station staffs!?...
View ArticleiBooksで有機合成化学を学ぶ:The Portable Chemist's Consultant
ibookstoreが日本解禁になり、益々盛り上がっている電子書籍市場。化学系の日本語書籍もそろそろ登場かなあと思っています。一方で、本場米国のサイトでは既に多数の化学系書籍が出版されていてなかなか人気のご様子。 ふと、合成化学界の風雲児Phil Baran(以下フィル)が最近はじめたブログ、「Open Flask」を覗いてみると、こんな記事が。→The Portable Chemist's...
View Article私がケムステスタッフになったワケ(1)
はじまりました。オンライン座談会『ケムステスタッフで語ろうぜ』の第1回。3月20日あたりから4月10日あたりまでFacebookのケムステグループ(非公開)で交わされたやりとりです。 テーマは 「なぜケムステスタッフになったのか」 本音あり、脱線ありの、混沌としたこの企画。記事の内容は、ケムステスタッフの平凡なオンライン座談会を淡々と抜粋したものです。過度な期待はしないでください、ね。...
View Article薬学部6年制の現状と未来
初めまして、今年度よりケムステメンバーとなりましたKと申します。 今回は自己紹介も兼ね在学していた6年制薬学部の現状を学生視点からリポートしてみたいと思います。
View Article私がケムステスタッフになったわけ(2)
オンライン座談会『ケムステスタッフで語ろうぜ』第1回。3月20日あたりから4月10日あたりまでフェイスブックのケムステグループで交わされたやりとりです。テーマは「なぜケムステスタッフになったのか」。本音あり、脱線ありの、混沌としたこの企画。記事の内容は、ケムステスタッフの平凡なオンライン座談会を淡々と抜粋したものです。過度な期待はしないでください、ね。...
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