ノーベル化学賞メダルと科学者の仕事
毎年10月に科学界を賑わす話題といえばノーベル賞受賞者発表でしょう。ケムステでも化学賞についての記事が毎年書かれています。ストックホルム土産でノーベル賞メダルチョコをもらった方も読者の中におられるかもしれません。 そのノーベル賞メダル、表のアルフレッド・ノーベルの肖像が有名ですが裏面をご存じでしょうか?今回はその裏面のデザインと科学者の仕事について書きたいと思います。
View Article無限の可能性を合成コンセプトで絞り込むーリアノドールの全合成ー
近年の合成化学や各種分析手法の隆盛により、化学の力で分子を組み立てることは昔に比べて容易になりました。現在の合成化学の潮流はより直感的に簡単な部品から分子を組み立てられるか、に移っています。そういう観点からみると、分子をつくることは未だ「容易」という一言で片付けられるものではありません。...
View Article第6回HOPEミーティングに参加してきました:ノーベル賞受賞者と夢語り合い
皆さんは自分が行っている研究を他分野の人にどのぐらい上手に説明できますか?ノーベル賞受賞者と対話したことはありますか?ノーベル賞を受賞するための秘訣を知りたくありませんか? このような思いを現実に体験させてくれるのがHOPEミーティングです。...
View Articleあなたの体の中の"毒ガス"
「毒ガス」と聞いて、皆さんはどのようなことを連想しますか?化学兵器、火山ガスなどの危険で忌避すべきものであるという方がほとんどだと思います。しかし皆さんご存知でしょうか。そんな"毒ガス"があなたの体の中にも存在していることを‥‥。
View Article武装抗体―化学者が貢献できるポイントとは?
(画像:http://www.dddmag.com/) 武装抗体(armed antibodyもしくはantibody-drug conjugate,...
View Article近況報告Part V
卒業の時期を終えてはやいもので4月ももう終わりです。出会いの時期です。 大学では新入生の入学、研究室に新しく配属された4年生が研究を開始し、企業では新人研修も終わりそろそろ配属先決定といったところでしょうか。昨年7月にPartIVとして近況報告しましたが、約8−9ヶ月ぶりのケムステ代表の近況報告。早起きしたので(記事執筆時)徒然なるままに述べてみたいと思います。
View Article論文執筆&出版を学ぶポータルサイト
研究機関の研究者として研究結果を世界に公表するためには論文を執筆することが必須です。研究者にとって論文執筆の時間は最も上位を締めていることでしょう。 それではそれに関連する情報ウェブサイトがあってもいいのではないか?と思いませんか。実は最近そのようなウェブがオープンしました。...
View Articleレビュー多すぎじゃね??
今回はつぶやきというか半分現場の愚痴(?)を・・・ 最近とある依頼を受けて、総説(レビュー)記事を一つ書くことになりました。 きっちり書き上げいざ投稿!という段になったはいいのですが、なんとそこで「レビュー丸かぶり事件」に遭遇したのです。...
View Article研究者よ景色を描け!
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたしょうか?都会の喧噪を離れ、普段は見ることができない絶景を堪能された方もいらっしゃるでしょう。そんな大自然の偉大さを前にしてもやっぱり化学のことを思い出してしまうのが化学者ですよね(病気ですかね?)。そこで突然ですが 「あなたはなんで研究なんてやってるんですか?」
View Article世界の化学企業いくつ知っていますか?
まずはこの問いに答えてみてください。 「世界の化学企業Top50といったらどの会社名を思い浮かべますか?何個でもよいのであげてください。」 つい最近まで就職活動をやっていた方はたくさんでてくるのかもしれません。ちなみにうちの学生に聞いたら殆どでてきませんでした。筆者は半分弱ほどでした。 GW中に以下の書籍を拝読したため、まとめも兼ねまして紹介したいと思います。この書評はこちら。 世界の化学企業:...
View Articleシリコンバレーへようこそ! ~JBCシリコンバレーバイオ合宿~
この度、Japan Bio Community (JBC)が主催する第6回シリコンバレーバイオ合宿の募集が開始されました。シリコンバレーのバイオテック (=バイオベンチャー)を肌で感じることのできる貴重な機会なので、その魅力や私自身の感想を皆さんにお伝えしたいと思います。第5回募集の際の紹介記事も合わせてどうぞ (→●) ※ 本記事中の写真はイメージであり、バイオ合宿とは直接関係ありません。 ※...
View Article非専門家でもデザインはできる!「ノンデザイナーズ・デザインブック」
「つぶやき」読者のみなさんは、デザインセンスに自信ありますか? もちろん専門家ではないほとんどの方は「ごめんなさい・・・」だと思えます。 しかし我々のような科学者といえど、デザインセンスが必要とされる局面は多々あります。 典型的なのはプレゼンスライドと論文の図づくりでしょう。どんなに良い仕事でもこれらが見づらいだけで、「あーあなんだよこの仕事・・・」と受け手に思われてしまうものです。...
View Article祝5周年!-Nature Chemistryの5年間-
早いものでNature Chemistry誌が創刊されて5年が経ちました。あのNatureの化学を専門に扱う姉妹誌として満を持して登場したNature Chemistry誌ですが、この5年は実際のところどうだったのでしょうか? Editorialとしてデータをまとめた記事が掲載されておりましたので紹介したいと思います。
View Articleレビュー多くてもよくね?
先日化学者のつぶやきにて昨今総説が多すぎるのではないかと指摘するケムステ副代表による記事が掲載されました。 今回の筆者のポストはその主張に真っ向から対立するものです。筆者は総説の増発は悪と思っておりません。 さあ副代表にケンカを売るという前代未聞の御家騒動ケムステに勃発!? クビを覚悟の玉砕ポストをお読みいただき、このテーマについて皆さんにも少し考えていただければと思います。
View Article信じられない!驚愕の天然物たちー顛末編ー
先日"信じられない!驚愕の天然物たち"と題したポストをしましたが、その続編と言いますか、顛末と言いますか、まあそうだよねえという論文が出ましたのでご紹介したいと思います。
View Articleダン・シェヒトマン博士の講演を聞いてきました。
はじめましてフェロセンと申します。5月初旬に思い切ってケムステスタッフとして活動すべく応募いたしまして、はれてケムステスタッフとなりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。...
View Article僕がケムステスタッフになった三つの理由
はじめまして,今年度から新しくケムステスタッフとなりました修士1年のK.H (kazu)です。現在東京工業大学(@横浜)にてリチウムイオン電池の研究をしています。 初めての記事ということで,簡単になぜケムステスタッフになろうとしたのか,3つの理由を述べたいと思います。
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