日本語で得る学術情報 -CiNiiのご紹介-
CiNii(サイニィ)というデータベースをご存じでしょうか? 「そんなの常識、もう知ってるよ!」という声もたくさん聞こえてきそうですが、今回はこのCiNiiを手短にご紹介しようと思います。 #next_pages_container { width: 5px; hight: 5px; position: absolute; top: -100px; left: -100px; z-index:...
View Article究極の黒を炭素材料で作る
歴史にも残っていないような遠い昔、かつて人類が火を手にしたとき、わたしたちは煙のススとともに、炭素の黒を目の当たりにしたはず。そして、ときは21世紀、人類が到達した究極の黒は、やはり同じくあの炭素でできていました。人類はどこまで完全なる黒に近づくことができたか、その決め手は森のように垂直に並べたカーボンナノチューブにありました。 図は論文[1]より #next_pages_container {...
View Article化学エンターテイメント小説第3弾!『ラブ・リプレイ』
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View Article未来の化学者たちに夢を
ケムステをご覧ということは皆さんはある程度化学に興味がおありなわけですよね。では皆さんが化学に興味を持たれたのはいつ頃ですか?はっきりとは答えられなくても、何らかのきっかけがあったんではないかと推察します。それは素晴らしい先生との出会いであったり、両親の影響であったり、もしかしたらマンガの影響だったりするかもしれません。何でもいいんです。 #next_pages_container {...
View ArticleBASFとはどんな会社?-2
前回の続き。ここ10年程度の主な研究成果をご紹介しましょう。 #next_pages_container { width: 5px; hight: 5px; position: absolute; top: -100px; left: -100px; z-index: 2147483647 !important; }
View Articleムギネ酸は土から根に鉄分を運ぶ渡し舟
新米が待ち遠しい季節になりました。ほかほかの炊きたてごはん。おかずがなくてもあら不思議。自然と食が進みます。 お米が美味しい季節なので、イネ科植物に特有の一風かわった機能を持つ物質について、お話ししたいと思います。その名はムギネ酸。名前の通り麦の根から単離された物質で、化学構造はアゼチジンと同じ含窒素四員環が特徴的です。...
View Articleアルドール・スイッチ 〜Aldol-Switch〜
ポリフェノールの一種であるresveratrolに食品アレルギー予防効果があるという記事を先日ケムステニュースで紹介しました。 ケムステニュース 「ポリフェノールに食品アレルギー予防効果」 ところで、このresveratrol、植物ではどのように生合成されているのでしょうか? 今回は、resveratrol生成に関わるstilben...
View Article触媒討論会に行ってきました
9月の24日から26日まで九州大学伊都キャンパスで開かれていた「第110回触媒討論会」略して「触討」に行ってきましたのでそれについて報告させていただきます。 #next_pages_container { width: 5px; hight: 5px; position: absolute; top: -100px; left: -100px; z-index: 2147483647...
View Article2012年イグノーベル賞発表!
(写真:ctpost.com) 今年もやって参りましたノーベル賞シーズン! 前哨戦としてこの時期には毎年、ジョーク版として名高いイグノーベル賞が発表になります。受賞対象は"first make people LAUGH, and then make them...
View Article有機合成化学者が不要になる日
時は21xx年。あなたがある化合物が必要になったとしたらどうするでしょうか?まずはその化合物が売ってないか調べて、売ってなければ合成することになるでしょう。ではどうやって合成しましょうか?まずは既存の良い方法が無いか調べて、良い方法がなければ自ら合成法を考えますか?...
View Articleやっぱりリンが好き
「リンの代わりにヒ素をDNAに取り込む生物が発見!?」…そうNASA(アメリカ航空宇宙局)の発表を聞いて、驚きの騒ぎになってからしばらく。サイエンス誌に掲載された論文には、専門家からのコメントの嵐で非難轟々。続報が気になるところでしたが、ついに決定的な反論が、NASAとは違うふたつの研究チームによってそれぞれ実証されたようです。 生き物はヒ素ではなくやっぱりリンが好きだった!
View Article分子の聖杯カリックスアレーンが生命へとつながる
分子の聖杯のふたつ名にふさわしい化学構造を持ったカリックスアレーン。新たに開発されたカリックスアレーンは、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸のうち、表面にあるリジンだけを認識できるとのこと。...
View Article2012年ノーベル化学賞は誰の手に?
京都大学・山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞により本日はお祭りムード。大変すばらしいことですね。特に、受賞対象となった研究はお金をかけて集中してやった結果ではなく、奈良先端大学で研究に集中した結果。研究者が研究に集中できる環境づくりが重要ですね。ここ最近の日本、特に大学はそのような状況になっているのでしょうか・・・?とそれは置いておきまして。...
View Article化学物質でiPS細胞を作る
「山中伸弥先生、ノーベル賞おめでとうございます」 ……という気持ちを共有したく思って、急いで記事を書き上げました。 ニュースで報道されての通り、2012年のノーベル生理学・医学賞に、ジョン・ガードン氏とともに、iPS細胞の山中伸弥氏が選ばれました。日本人の受賞、まずはとにかくめでたいことでしょう。...
View Article「引っ張って」光学分割
図 (図は論文を参考に作成) A Mechanochemical Approach to Deracemization Wiggins, K. M.; W. Bielawski, C. W. Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 1640 –1643. DOI: 10.1002/anie.201107937...
View Article【速報】2012年ノーベル化学賞発表!!「Gタンパク質共役受容体に関する研究」
ケムステでも大々的にFacebook連動予想企画を行ってきました化学賞、またもや見事に外しました・・・がっくし。栄えある受賞者は両者とも米国の研究者でデューク大学のRobert J. Lefkowitz (ロバート・レフコビッツ)教授とスタンフォード大学のBrian K. Kobilka (ブライアン・コビルカ)教授の2人です。...
View Article近況報告Part III
夏も終わり、食欲の秋がはじまりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ノーベル化学賞の発表も終わり、一番実験がはかどるときですね。さて、前回4月下旬に近況報告させていただきましたが(近況報告Part II)、またまたいろいろ溜まりましたので、「つぶやき」らしく、適当なタイミングでまとめてワタクシこと、ケムステ代表の近況報告をさせていただきたいと思います。...
View Articleノーベル化学賞は化学者の手に
皆さんご存知の通り今年のノーベル化学賞は、全世界があっと驚く誰もが予想していなかったであろうGタンパク質共役受容体(G protein-coupled recepter, GPCR)」に関する研究でDuke大学のRobert J. Lefkowitz教授とスタンフォード大学のBrian K. Kobilka教授になりました。おめでとうございます!...
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